振込手数料を先方負担にするとき、支払金額からいくら差し引くか、実際にいくら引き落とされるか、そこで生じる差額がいくらかを計算します。
入力はブラウザ内で処理され、サーバーには送信されません。
1振込手数料の表
取引銀行が公表している振込手数料を入れてください。金額は銀行ごとに違い、改定もされるため、既定では空にしてあります。下の見本から実在の銀行の金額を入れることもできます(出所と取得日を一緒に表示します)。
| この金額以上 | 振込手数料 | 操作 |
|---|
2差引の方式
同じ手数料の表でも、どの金額で手数料の区分を切り替えるかが銀行のサービスによって違います。3 方式の違いはこの 1 点だけです。
3支払金額
この額から手数料を差し引いて振り込みます。
計算結果
手数料の表と支払金額を入れると、差し引く額・振込額・引落額・差額がここに出ます。
差額の仕訳例
手数料を両建てで書く場合
銀行に払った手数料と、先方から差し引いた額を別々に立てる書き方です。差額だけを載せる上の形と、貸借の合計は変わりません。
科目名と処理は会社の経理方針によって異なります。消費税の扱いを含め、顧問税理士にご確認ください。
先方負担で「差額」が出るのはなぜか
振込手数料は「3 万円未満/3 万円以上」のように金額の区分で決まります。先方負担では支払金額から手数料を差し引いて振り込むため、差し引いたあとの金額が下の区分に落ちることがあります。落ちると実際の手数料は安くなり、その分だけ引落額が予定とずれます。これが差額です。
差額は実際の手数料 − 差し引いた手数料に一致します。据置型と未満加算型では差額は 0 か負(引落額が支払金額より少ない)、以上加算型では正になること(指定より多く引き落ちる)もあります。
3 方式の違い
手数料の表が同じでも、どの金額で区分を切り替えるかが違います。境界を B、その境界の下の区分の手数料を a、上の区分の手数料を b とすると、切り替える額は次のとおりです。
| 方式 | 切り替える額 | 差額 |
|---|---|---|
| 手数料据置型 | B | 0 か負 |
| 未満手数料加算型 | B + a | 0 か負 |
| 以上手数料加算型 | B + b | 0 か正 |
方式の定義と数値例は、スルガ銀行が公開している先方負担手数料についての説明に拠っています。どの方式が使われるかは取引銀行のサービスによって異なるため、ご契約の内容をご確認ください。
差額の消費税・インボイスの扱い
売手が負担する振込手数料相当額を売上値引きとして処理している場合、その額は通常 1 万円未満となるため、返還インボイスの交付義務が免除されます。課税仕入れとして処理する場合は、金融機関や取引先から受領するインボイスが必要です。詳しくは国税庁の少額な返還インボイスの交付義務免除の概要およびインボイス制度に関する Q&A「売手が負担する振込手数料相当額」をご覧ください。
当ツールが出す仕訳は振り込む側(買手)の記帳例です。上の国税庁の資料は受け取る側(売手)の消費税の扱いを示したものなので、立場を取り違えないようご注意ください。